ブログ「見ることの誘惑」は2017年7月に所期の役割を終えた、と、思う。
あらたに、というか、なかば継続して「見ることの誘惑—終わりなき眼差し」を始めたい。「見ること」も「誘惑」も「決して終わりがない」のだから。
ヘイミングウェイと村松嘉津の文から時にふれていろいろなことを考えさせられている。ブログの説明に少しだけ書きだしてみた。
今年の9月ごろから美術作品を見る気持ちのゆとりが以前よりも大きくなった。
ゆっくり見ると、これまで見過ごしていたことに気づく。多くの興味深い作品に出会った。いや、もともと興味深いから見にいくのだから当然かもしれないのだが。
最近見た作品で、今、なにげに想いだされて、とくに気になるものが二つある。
引込線2017の伊藤誠の作品と、POST Gallery 4GATSの平田星司の作品だ。
両方とも、わたしの感覚を静かに揺るがして、いつまでもわたしのなかで響きつづけている。
伊藤誠は長年見てきてとても好きな作家だ。
平田星司は特に理由はないが、長い間、見る機会を逃してきていた。今年の6月、東京都美術館で「海のプロセス—言葉をめぐる地図」展で見て共鳴するものがあった。
「見ることの誘惑—終わりなき眼差し」はこの二人から始めたい。
・・・、と、考えていましたが、まだ書けていません。
・・・、と、考えていましたが、まだ書けていません。
伊藤誠 「Dinosaur」 *右の掛け軸
伊藤誠 「正三角形の頂点」 *手前の作品
平田星司「Isomorph-異種同形体-」展示光景